革細工ってどんなことをするの?

こんにちは。このページを覗いてくださりありがとうございます。ここでは、作業療法士のかなが日々感じたこと・考えたことを綴っていきます。

・革細工に興味、あります?

突然ですが、革細工ってやってみたことはありますか?正直、今までの人生で触れたことがない…という方が大半なんじゃないかな?と思います。かく言う私は、作業療法士の養成校の授業で数時間やったことがある程度でした。(作業療法の歴史と革細工は深い関わりがあります。この話はまた今度。)ここのページを訪れていらっしゃるということは、革工房 torogiでどんな活動をしているか気になってるんじゃないでしょうか?!今日は、私がここ一か月半ほどで学んだこと、革細工ってどんなことをするの?という紹介をしていきたいと思います。

・革細工で作れるもの

例えば、私は先日カードホルダーを作りました!じゃーん!身の回りの小物、お財布とかキーホルダーとかで革製品を持ってるよって方もいらっしゃると思います。他にも、ペンホルダーや文庫本カバーやヘアゴムまで、アイデア次第でいろんな製品を作ることができます。スタッフ生松は、この間バッグを制作しておりました。すごいです。身に着けるものだと、ベルトなんかも製品としてあります。

・デザイン

自分でもかっこいいなーと思うのですが、まず最初にラフ画と設計図を作ります。どんな見た目にしたいのか、どんなサイズ感がいいのか考えて設計図を描きます。ほんとうはゼロから作れるとかっこいいところなのですが、お手本がないとムリな私は既製品を真似して描きます…

・型どり

お洋服を作る時に型紙を使って布を裁つように、革から型紙を使ってパーツを取ります。私もなんと今では簡単な型紙なら作れるようになりました。型紙を革の上において、カッターと定規でカットしていきます。キーホルダーなど小さな小物は、クリッカーという機械と刃型を使って革をくり抜くこともあります。単純な作業ですが、気は抜けません。

・ミシンがけ

一番派手な作業です。楽しい作業ですが、一瞬たりとも気が抜けません。気を抜くとステッチが歪みます。(経験者は語る。)ステッチは見た目でも目立つところなので、できる限り美しく仕上げたいところです。

・コバ処理

コバって何ぞや?ってなりますが、革のへりのところのことです。なにも処理をしていないと見た目や手触りが悪いので、手をかけて丸みを出したりツヤツヤにしたりします。具体的には角になっているところを削り、お薬を塗って、機械にかけます。ちゃんとお薬をまんべんなく塗らないとムラができたり、角を削るときには端っこまで削ったり、気が抜けない工程です。

できあがりです!商品によってはファスナーなど金具をつけるなど工程が増えますが、基本の工程は上に書いた通りです。一工程たりとも気が抜けないということが伝わったでしょうか笑 一つ一つの工程をきちんとこなしていくことが、美しい仕上がりに直結します。難しそう…と思われたかもしれませんが、もちろん、利用者の方には段階を一歩ずつ踏んで革細工の技術習得を目指していただきます。今日書いた作業以外の、簡単な作業もご用意しています。

自分が考えたものが形になって、実際に使えるというのはとても楽しいです。もちろん、品質としては全然製品レベルには達していないのですが、愛着がわいて大事に使おうという気持ちになります。

革工房 torogiでは毎週水曜日の午後を、自由に工房の設備を使って思うまま自分のものを作る時間として設定しています。モノづくりの楽しさを味わいたい方、ぜひ一度革工房 torogiに体験に来てみませんか?随時見学・体験受付中です!(HPお問い合わせからどうぞ)

作業療法士 かな (写真出演 生松)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

torogiの意味