vol.9 怖くてもなお
苦しさに立ち向かう
こんにちは、ハムです。つい先日まで暑かったのにすっかり秋ですね。と言ってもまだまだ気候が不安定なので皆様も体調にはお気をつけください。
もうこれを書いている今となっては7か月も前になるんだな…と感じますが、前回の記事で彼とお別れした事を書きました。それがきっかけかどうかは私も分からず、きっと色々な要因がかさなったせいだとは今となっては思いますが、5月半ばから突然泣きそうになったり、動悸や息切れ・過呼・胸の締め付けがしだすようになりました。
私は当時6月にある芸術展を控え、絵を描いていましたが、突如として襲うパニック発作のような症状に、またtorogiにも十分に通えない事に焦りを感じました。
どうしていいか分からず頓服薬を飲んでいましたが、薬依存になってしまうのではという不安と、副作用からふわふわとした意識を行き来し、torogiに通うことも絵もままならないという焦りといら立ち…私は部屋に無造作に置いてある頓服薬を眺めてはとてつもない不安に襲われどうなるのだろうかと不安ばかりが募っていました。
色々な意見が出た中で、パニックのような発作よりは副作用の解離症状の方がまだマシなのだろうかと薬を調整のうえで解離症状に耐える事を選びましたが、もうろうとした時間はそれは辛かったです。
けれど、開所からのtorogiに通いだし1年が経ち、また絵を描いていく上で、いまだかつてこんなに窮地に立った事はなかったのですが、親の気遣いや看護師さんのアドバイス、友達の意見や優しさもあり「ここまでピンチならリスタートの時期かも知れない」と思うようにしたら多少ですが気持ちが楽になったので、
「このままどうなるのだろう」「もうだめだ、しんどい辛い」となる気持ちを奮い立たせ、周りの援助はもちろんのこと、昔の私と今の私では、今こうしている瞬間にも変化しているので、少しずつでも成長出来たらな、変わっていけたらなと心境の変化がありました。
1歩でも前に歩みを進める事が出来たなら、前を向くことが出来たならそれだけで前進かもしれません。
まだまだ浮き沈みが大きい私ですが、頑張りたいと思います。