目標シート

こんにちは。就労継続支援B型事業所 革工房 torogi スタッフ、作業療法士のかなです。

こちらのページを覗いてくださりありがとうございます。ここでは私が日々感じたこと、考えたことを徒然と綴っていきます。

今日は革工房 torogi で設定している目標シートについてお話しようと思います。

目標シートって?

こちらは革工房 torogiオリジナルの目標シートです。利用者さんとスタッフのあいだで1対1で面談をするタイミングがあるのですが、そのときに使用するシートです。

目標シートでは、就労・生活・自由に決める項目の3つの領域について、利用者さんご自身に目標を決めていただきます。スタッフと話し合いながら1つ1つ決めていくので、いきなり何を書いていいかわからない!と思っても大丈夫です。革工房 torogiでのお仕事のことや日々の生活のことについてスタッフとおしゃべりしながら、目標を決めていきましょう。

目標を定めるのはいくつか狙いがあります。

・ご自分が1か月またはもっと長期の間でどれくらい変化したか(しなかったか)知るため

・日々の成長・変化の速度をキープするため

・革工房 torogiでの時間を有意義なものにしていただくため

・あらためてご自分がどのようにありたいのか考えていただくため

などなど…

シートに書き留めていただくことで1か月時間をおいて振り返ったときに、どのように1か月過ごしたいと考えていたか、実際に1か月どのように過ごしたか、次の1か月をどのように過ごしたいかを考えることができるのではないかな、と思っています。

 

短期目標と長期目標

この目標シートでは短期目標と長期目標を定めています。短期目標がだいたい3~4週間のあいだに達成したい目標、長期目標が3か月~1年のあいだに達成したい目標と想定しています。

いきなり大きな目標(長期目標)を掲げても、それを達成するためにはもっと小さなステップ(短期目標)が必要ですよね。おおまかにどの方角に向かっているかを長期目標で定め、そこに向かうにはどうしたらいいのかを短期目標で考えます。

例えば、長期目標をA型の就労継続支援に行くことと定めるとしたら、

短期目標としては、

・毎日体調をキープして革工房 torogiに通うこと

・革工房 torogiで賃金アップを狙うこと

・そのために仕事を人に教えられるようになること

...なんかが考えられます。


そうしたら、短期目標を叶えるためにはどうしたらいいかな?とスムーズにスタッフと話し合えますね。

 振り返り

目標シートを書いてから1か月後、立てた目標をどれくらい達成できたかご自分の主観でチェックしていただきます。できなかったなと感じているところは、どの部分ができていないと感じるのか、どうやったらできるようになりそうか(改善点)などをスタッフと話し合います。

できなかった(と感じる)のは決して悪いことではないです。うまくいかないことがわかったという大事なトライです。どうしたら上手くいくか考えて、いろいろ試してみるその過程が大切です。

まとめ

ちょっとは目標シートについてイメージをつかんでいただけましたでしょうか。私たちは利用者さんに革工房 torogiで過ごす時間を少しでも有意義なものにしていただきたいと考えています。そのために目標シートを作成しました。

就労継続支援B型事業所 革工房 torogi のコンセプトに

「完璧じゃなくていい、目標は前進すること」

とあります。前進するために、目標シートを活用していただけたら幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています。

それではまた。

 

作業療法士 かな

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください