放課後デイサービスのお手伝い
こんにちは。作業療法士のかなです。このページを訪れてくださりありがとうございます。ここでは、私が日々考えていること・感じていることを徒然と綴っていこうと思っています。
・放課後デイサービスとは
さて、私は週に一度、障害をもったお子さんを対象とした放課後デイサービス(放デイ)のお手伝いに行っています。そこでは、子供たちが学校が終わった後、学習や工作、体を動かす活動をして過ごします。
放課後デイサービスは障害者総合支援法に基づいて、サービスを提供しています。学童に通っているお子さんのように、放デイでは放課後の数時間に様々な活動をして過ごします。お子さん方と保護者の方ひとりひとりのニーズを聞き取り、それに合わせて目標を定め、その目標を達成できるようにフォローアップがなされていきます。私の行っている放デイでは、楽しんで通えること・身体を動かすこと・周りの方々とスムーズにコミュニケーションがとれることなどを目標にしてらっしゃるお子さんがいました。
・どんな活動をしているか
私がお手伝いさせていただいている放デイでは、体を動かすこと・工作を通して表現すること・勉強することに取り組んでいます。特に体を動かすことについては、スポーツ大会でメダルをもらったり、知的障害や自閉スペクトラム障害を持ったお子さんがトライアスロン大会に出て完走という結果を残していたりしています。私も最初驚きましたが、みんな楽しみながら体を動かしてこのような結果まで残しています。他にも皆で山に登ったり(お子さんによって、お気に入りの山があるそうです)、さまざまな体験を通して、子どもたちの成長・発達を促しています。ちなみに、昨日もお手伝いの日だったのですが、私も一緒になわとびやシャトルランをしました。結構な運動量です。これは体力つきます…
・感じたこと
私がお手伝いしている放課後デイサービスでは特に、実際に体験・経験をしてそのなかで発達を促すことを大切にしています。人の行動は、その人がおかれている環境によって制限されたり、逆に促されたりします。環境には場所や道具もそうですが、その人の周りの人々も含まれます。例えば、誰かの言葉や態度で何かを頑張れた経験や、逆にやる気を削がれて何かをできなかった経験はありませんか?周りにいる人は、私たちが思っている以上に自分の行動や気持ちに影響を与えていると思います。「障害を持っているから、できない」・「この障害だから、できてもここまで」と私たちが考えていては、子どもたちのできることも制限されてしまうのではないでしょうか。もちろん、そう言うことは簡単です。現実には、危ないからという理由で制限したくなることもあります。私たちの役目は、本当に危ない手前を評価して、どうしたらできるようになるか分析し環境を整えることだと思います。
革工房 torogiでも、私たちスタッフは利用者さんの「できる」を促す環境要因でありたいと考えています。そのために、日々環境を整えることができないか試行錯誤しています。
ぜひ、革工房 torogiに遊びにきてみませんか。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。また遊びにきてくださいね。では、また。
作業療法士 かな
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